2008.09.02

『冷やかしと見込み客の距離』

CSちょっといい話

「その日は近くのカーディーラーからの新車の案内ちらしを見て、冷やかしにでかけました。
車検も済んだばかりで買う気はもちろんなかったのですが、「お子さんには先着○○名様にミニカーをプレゼント」というコピーが目にとまって。

きれいに磨きあげられたショールームの入り口に営業マンが待ちかまえる。
車検直後とわかったのと、買う気がなさそうに思ったのか積極的には薦めてこない。
カタログぐらいもらおうかと声をかけて、一部しかない角の折れたカタログをもらう。
目の前には新車の形をかたどった大きなクッション、そしてチラシにあったミニカー。
子供の目はクッションに釘づけ。

「ボク、パパが車を買ってくれたらこれあげるよ」
(そう言われてもねえ…)
「見積もりましょうか。今の車高く下取りますよ」
「う~ん……」

営業マンは反応を見て脈がないと思ったのか、そのまま向こうに行ってしまった。
(名刺ぐらい渡してもいいんじゃないの。その気になるかもしれないし、誰かに薦めるかもしれないじゃん。買えないけどちょっと気になったりしたし……)
そしてチラシに書いてあったミニカーの話題はいっさい出ず。
Aさんはわざわざ呼んで話すのも面倒になり、子供の手を引いて店を後にしました。
この店では絶対買わないぞ、と決意を新にして。

この例のようにすぐに買わないからって、対応をがらっと変えてしまうのも考えものかもしれません。せっかくの新車発表会がマイナスに働いてしまうだけに。
もしかしたら冷やかしと見込み客との距離は遠いようで実は近いものかもしれません。特に個人のお客様にとってはちょっとしたきっかけでその気になったり、はたまた熱が冷めていったり・・・と。
そして、その時の対応をいつまでも覚えていたりして。