2013.05.14

『調査データを読むときに』

CSちょっといい話

先日、継続して取っている調査データを見ていたときのこと。
とある分野の顧客の評価データの落ち込みが大きい。

何かやっていることが変わった?
他社がなにかやりだして相対的に評価が下がった?
世間的に捉え方が厳しくなった?


その分野の担当の方に聞いても、これだ、という答えは出てきません。
で、データをどんぶり(全体のまま)ではなく、切り分けてみてみた。
するとある層で数値が非常に低かった。
そして前回も前々回もこの層では数値が決して高くないことが判明。
下がった今回はこの層のサンプルの割合が増えていて、それが全体を下げていた。
まだはっきりと断定できないがこれが原因かもしれない‥‥‥‥

つまり、全体を比較する際には、それぞれのサンプル構成が変わっていないか見なければいけなかったということ。
また、全体では見えなかったものが層別(いわゆるクロス集計)したことで見えてくることがあるということ。

で、おすすめするのはこんなこと。

  1. 調査結果を見るときには必ず調査概要やサンプルの属性/構成を見ておく。

    (調査会社や主催者が突然調査方法をがらっと変えてたり、対象を広げてたりすることもある)
    どんな取り方をしてるの? という質問にもすぐ答えられるし。

  2. 全体をどんぶりで見るだけでなく、層別に(年齢別とか、選定の関与度とか、規模別とか、職種別とか‥‥)見る。

    ただし、あまり小さく分けすぎると誤差なのかどうなのかわからなくなってしまうので注意。
    自分たちで実施する際に分けて見ることが前提なら、分析に耐えられるように全体のサンプルを増やしておく。

せっかく取ったデータもせっかく手に入れたデータも正しく効果的に使いたいものです。
そのまま読むだけでなく、一苦労することで見えてくるものがあるかもしれませんよね。
(自分にも言い聞かせつつ‥‥‥)